今日の芸術(岡本太郎:著)
久々に、体の底からヤル気がモリモリ溢れてきて、
なにかせずにはいられない、それくらいスゴイ本との出会いでしたので、
ここに記しておこうと思います。
『今日の芸術』 (岡本太郎:著) 光文社・知識の森文庫
出版された当時はベストセラーにもなった作品で、
題名の通り「芸術」のコトに関して触れているのですが、
著者の独特の視点から、今日の社会問題をバッサリと斬り捨てます。
理屈抜きにこの本は、
「新しいモノを作る」というコトの大切さ、重要さを、ビシビシと感じさせてくれます。
ここでいう新しさとは、奇抜でスグに廃れる「目新しさ」ではなく、
今は非常識でも、十数年後には「常識」になるくらいの
『ホンモノの新しさ』 です。
人は体験したコトのない新しさに惹かれ、想像と希望を膨らませます。
それと同時に危険性も感じ、批難し、拒否もします。
芸術の世界で例えるなら、それがゴッホやゴーギャンであり、セザンヌです。
当時は誰も見向きもしなかった非常識でしたが、
現在では当たり前の 『常識(芸術)』 として人々に支持されております。
それを生きている間に成し遂げたのがピカソであり、岡本太郎です。
現在ではテレビや雑誌でも 「ちょっと変わったモノ」 はいっぱいあります。
どこかで見たコトがありそうだけど、デメリットも少なく、文句も少なそうなモノ。
選挙に立候補する人たちは星の数ほどいるけど、どこか新鮮味に欠け、
投票場へ足を運びたくなくなる。蔓延する「ちょっと変わったモノ」たち。
言われたコトを忠実に覚えたモノが評価される学校のシステム、
人間性よりも学歴や知名度が優先される選挙のシステム、
どれも「斬新で個性的なモノ」を生み出すには古すぎるのです。
もちろん芸術に限らず、そろそろ「新しいモノ」があってもいいのではないでしょうか?
「美術史をめくれば、同じことが繰り返されていないことがわかる。
常に新しいモノが生まれ、そして進化する。
たとえ世界を変えられずとも、自分を変えることは可能だ。」(岡本太郎)
ちなみにこの作品には面白いトコロがもう1つあります。この本を一読した後に、
(個人差はあると思いますが) 絵画を見ると全く違って見えるトコロです。
(過言かもしれませんが、それくらいインパクトはあると思います。)
もしこの本を読んでみる機会がありましたら、
最後に作品の出版日を見て下さい。(ビックリしますよ)(笑)
【オススメ書籍】
■「今日の芸術」(岡本太郎:著)
(美術館へ行く前に1回読むと、見える画や感じる色もかわるくらいスゴイ本です。)
■「自分の中に毒を持て」(岡本太郎:著)
(発想を覆す・・・というよりも、やっぱりそれで良かったのか、と力をくれる一冊です。)
■ 「岡本太郎が、いる」(岡本敏子:著)
(岡本太郎ってどんな人?と思う方にオススメ。「痛快な太郎列伝」が満載でて面白いです。)
■ 「川崎市岡本太郎美術館所蔵作品集 TARO」
(初期から後期まで主要作品を解説つきで一気に見れます。)
■ 「太郎さんとカラス」(岡本敏子:著)
(太陽の塔のモチーフはカラスだった!?優しくも切ないオススメの1冊です。)
■「岡本太郎―岡本敏子が語るはじめての太郎伝記」(岡本敏子:著)
(「岡本太郎が、いる」には書かれていないエピソードが満載です。ビギナーにもOKです。)













